ご覧いただきありがとうございます。
フレンズアップでは昨日から夏期講習会後半がスタートしました。
※後半、初日。みんないい気合です。
今年は8月最後の日曜日が25日ですので、その前までにある程度仕上げていくために、例年とは異なるスケジュールで動いております。
少し早めのお盆休みをいただき、8月3日から12日までお休みをいただいておりました。
その間の2泊3日でしたが、静岡県浜松市にあるお寺に「断食修行」へ行ってきました。
妻が最近心も体も丸くなった私をみて「断食」道場を探してくれて、インスタでこのお寺をみつけたようです。
断食修行といっても、一日一食はあるし、お昼は仏教体験、食事中も原則しゃべってはいけないけど、パンフレットにはある程度お話していいと書いてあったりと
キャッチフレーズの「やさしい断食」
の印象で、あまりキツイ感じをうけませんでした。
そして滞在中はスマホを預けたりできて、デジタルデトックスもできるとのことで、この2泊3日で身も心もデトックスできたらと楽しみにしておりました。
感想ですが、「断食」がメインではなく「修行」がメインでした。(^▽^;)
実は、その気配は最初から感じました。
※お寺に到着。これから入門するところ。来ているTシャツは前日に妻が選んでくれた。
まず集合時間の10分前くらいに到着したのですが、アンケートに予め答えたり、書くものがあったりとして、それがなんと集合時間までに終わっていないといけないものでした。(もしくはそのように感じるスケジューリングでした)。のっけからそれならもう少し早めに集合時間をしてほしいなと正直思ったのと、時間になるとお話等どんどん進行していき、情報量が多くついていくのが精一杯でした。
そして、一番最初で住職さんから入門にあたり、お経を一緒に読んでいくのですが、やり方もある程度の説明のみで、一発本番でした。
読み方もわからなければ、お経のあげ方もわからない。
もうついていくのに必死です。
そして最初のお説法。
・ここへは断食が目的で来てはいけない
・ダイエットが目的でもいけない
・その座布にも座れと言われたからただ座るのか、誰かが作ってくれてありがたいなと思って座るのか。
・いつもどういう目で物事をみているのか。すべてに感謝できているのか。
・批判的にものをみるか、感謝でものをみるか。
・嫌な人はいない。嫌に思う人がいるだけ。
・すべては心の写し。苦は自分でつくっている。
といきなりアクセル全開!という感じでした。
断食修行なのにすごいですよね。そうなんです。断食がメインではなく、修行がメインだったのです。
ちょっと怒られている感も感じながら(^▽^;)、いきなりなかなかのトップダウン、という印象を受けました。
ただおっしゃる通り、批判的にみるのは簡単で、ここでそのような気持ちではもったいないので、たんたんと受け入れていこうと思ってはいました。
ただ、説明がほとんどない印象です。それまでに送られてきている冊子などよく読んでおくこと、とありましたので2度3度と読んではいましたが、冊子の内容を全部暗記出来ているわけでもないのと、その後の宿泊施設についてからも新しい情報が多く、とても覚えきれず、10個言われても逆に1個も覚えられないような感じでした。
(最後に手を挙げて、内容を復唱して確認はさせていただきましたが、とてもとても、初めての人はみんなこれ覚えれるのかなとびっくりしました)
「部屋に入ったら説明書がありますので、よく読んでいただき、そこに書いてあることは質問しないようにお願いします。」
と言われましたので、部屋についてから、妻と一緒にいったのですが、「結局次は何をすればいいんだっけ?まずは説明のビデオみて、次に何時にどこ集合で・・・やばいね、覚えられないね。もう一度、パンフレットと説明書を読み込んでおこう」
という感じでした。
まだまだついていくのに精一杯・・・。
ただ部屋は目の前が佐鳴湖ですごく見晴らしがいいです。
※部屋からみえる景色
その後、食事があって(食事はめちゃくちゃ美味しい。天皇陛下が浜松に来た際に料理を担当した方が作ってくれているとか。当然動物性のものは出ない。ご飯もお代わりできるけどする人がいない。量も測ってもっていく。)夜の座禅して、夜のストレッチして、一日が終わりました。
あっという間です。
座禅の場所は大きな般若心経が書かれてる場所。
そして当日行ってビックリしたのが、書はなんとあの有名な金澤翔子さんの書です。
※妻の携帯2台持ちのサブの方だけ預けずに写真を撮ってもらいました。これ少し慣れてきた2日目の夜に撮りました。ここにあるものは全部本物。ご縁があって家族ぐるみでお付き合いがあるそうです。
金澤翔子さんは夫婦でファンでして、私の出身も大田区ですし、通っている整体師さんが金澤翔子さんととても親しい方ですし、ちょくちょく金澤翔子さん街で見かけることあるし(笑)、京都の建仁寺まであの「風神雷神」の書を見に行ったくらいです。
※風神雷神の書、今回初めて知りましたが、なんと翔子さんは風神雷神図をみたことないまま、あの書をかいたそうです。まったく同じ構図。偶然ではなく、俵屋宗達と同じインスピレーションを受けたのだと感じました。本当に心がきれいで邪念がないとたどり着く場所が同じなんですね!本物は圧倒・圧巻でした。
素晴らしい翔子さんの般若心経がかかれたお堂で初日の夜の私の前にあった文字は「不増不減」でした。
増えたり減ったりもしない。
何が?
そうなんです。ここは臨済宗のお寺。
禅を通して、自分をみつめ、悟りを開こうとする場所です。
今日一日は新しいことづくめで気持ちがいろいろ動きました。
・やれ説明がないだとか
・やれよくわからないだとか
・お話が当たり前のこと過ぎて、上から言われているようでつらいだとか
全部、とらわれる必要のないことです。
全て「空」
エネルギーはひといろのもので、全て平等であり、そこからまだらな状態、変化の中でそれぞれの現象が起こる
と教えてもらったことがあります。
(実際に物理を学ぶとこのことがよくわかります。プランク定数よりもさらに細かい素粒子の世界、ゼロポイントフィールドのイメージです)
般若心経のお寺に行くのだから、般若心経の意味についても少し勉強させてもらってから行きました。
ないない。ないものづくしです。
固定されたものはない。
あるとおもっていたものもない。
気持ちが動くのは自分がそこに執着しているから。
たんたんと、言われたようにやるだけ。
出来ないときは、まわりから学ぶ。
へこみもしない、できたらからと傲慢にもならない。比較しない。
苦は自分で作り出すもの。
急にふえたり、減ったりしない。
ただあるだけ。
感じるままに。
睡眠時間はしっかりいただいていて、9時から10時前にお風呂等済ませて、翌朝は6時起床です。
自分たちは行動が遅いので5時半には起床しました。
準備して、常に5分前行動。
ちょっと慣れてきた。
自主的に動く。批判的にものをみない。
感謝で生活。
朝のお勤め。読経。
お泊り修行のお仲間は全部で15人くらい。
もう何日目かの人はお経もうまい。
朝の座禅。
滝の前で素晴らしい景色。
肩のバシバシやってもらいました。
なかなかハードタッチ。
何を目的とするのか。
何も目的としないのか。
何を考えるのか。
考えないようにするのかいいのか。
いろいろぐるぐると頭の中を妄想がめぐり、いつもこんなんで生活しているなと感じました。
そして、般若心経のあるお堂で、朝のお茶をいただきます。
ハチミツ漬けになった梅が入っているお茶。
食事もそうでしたが、音を立てない。
(食事はいっさいお話してはいけない黙食でした(^▽^;)。お椀を置くときにも注意する。丁寧にものを扱う。)
朝の住職さんお話は
・自分のいのちをどうみるか
・何人のご先祖様が自分の前にいるのか
・このお寺が立てられた700年前まで遡ると何人いるのか
(84億人!とのこと。帰って数学をつかって自分で計算したら67億人くらいでした。まあまあ、多少のズレですね。些末なことです。)
これまた根本的なお話で、ただ首を垂れるのみ。
だんだんわかってきた。
反応しないのと、流れに身を任せるのと、批判的にものをみない。
感謝でものをみる。
そして朝のストレッチ。
朝食は当然なし。
いそがしく、9時まで進行しました。
その後、次のスケジュールまで自由時間です。
自分たちは整体をいれていたのと、少し散歩してきました。
佐鳴湖は観光地化されていなく、人もすくなくてかえってよかったです。
午後は、仏教体験。
この日は、お寺の宝物をご案内いただきました。
とても素晴らしいものばかりで感動です。
そして住職さんがご案内してくださいましたが、朝の雰囲気とは全く違って、柔らかい雰囲気でした。
さすがに袈裟を着られているときは、気合いが入りまくっているのですね。
ここでは、物腰柔らかい口調と雰囲気でした。
ただそうしたことも、とらわれずたんたんとこちらが受け止めさせていただくだけだなと。
ちょっとわかってきた。
ツアー後は、夕方までまた自由じかんです。
ただお客様ではなく、入門者ですので、お部屋の掃除やお洗濯も自分でします。
お掃除は
「自分たちが使う前よりもきれいにする」
と子どものころから言われて育ちましたので、その精神でさせていただきました。
そして夕食です。
うれしい!
不思議なことあまりお腹はすいていませんでした。
が!めちゃくちゃおいしかった!さすが!料理人が素晴らしいです!
※慣れてきたので写真撮る余裕が生まれてきました。
夜の座禅
ストレッチ。
睡眠。
そして3日目の朝。
起床。お勤め。
朝早めに起きたけど、帰る準備など集合時間ジャストに言ったら、住職さんのおはようございます。には間に合わず。
気まずい感じに。(^▽^;)
3秒遅刻した。
お経あげて、座禅を組んで、お茶をいただいて、お掃除して、10時に終わり。
あっという間の3日間でした。
※修行がおわってイエーイ!
※ちょっとまずいと思ってまじめに。
ここでのことは、お寺にいるときだけできても何の意味もない。
あくまでも普段からの生活に活かしていくために学んできたんだと最後に教えていただきました。
最後まで手取り足取り優しい住職さんでした。
具体的に教えることはしない。
祈りと背中で導いていく。そういう方でした。
ありがとうございました。
最後に思い出したことが。
僕は、学校での集団行動など苦手でした。
とにかくトロいんです。
赤ちゃんの時に頭から落ちて、10歳まで東邦医大の脳外科へ通っていて、ピコンピコン頭に何かつけられて脳波計っていたし、塾を立ち上げる前にわかったことはその時、脳挫傷起こしていたみたいだし、脳に穴あいていたし、本当は知的障害で養護学級だといわれたし、数学出来るはずないといわれたし、でも不思議に出来るとも言われたし、確かにフレンズアップで採用しているNOCC教育検査では、自分は「処理速度」が下から25パーセンタイルに入っているので、みんなと同じことが同じ速度でできないんですよね。
その分、予測でごまかしていたいのですが、ここではまったく知らない世界なので予測ができない。
先に行動もできない。
準備しておくこともできない。
だからお座布をしまうのも、いつも一番最後。トロいから。
早く片付けとかできないんです。
なんか新しいことを学ぶ生徒たちのことを思い出して、みんなこんな風に学んでくれていたんだなと改めて感謝でした。
同じ立場になるとよく身に沁みました。
今、自分がいる場所のように、自分が得意なフィールドで勝負することも大事だけど、時にはこうして、全くわからない世界に飛び込んで、右往左往するのもアリだなと感じました。
塾生のみんな、いつも心を寄せてくれて、ついてきてくれてありがとうございます。
保護者の皆様、こんな自分ですので、時には困らせてしまうことがあったと思います。ご理解ご協力いつも本当にありがとうございます。
以上、断食修行に行ってきた感想でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
PS 断食修行後でしたが、ただせっかくなので、お昼は浜松のうなぎをいただきました。(^▽^;)
何修行していたんだとなりそうですが、ここもとらわれない。ただ食べたい。
ありがたくいのちを頂戴しました。
自分がどっちの方が楽しいかなと、気持ちを確認して選びました。
お寺で教えていただいた心の持ち方は継続できるようにしたいです。
般若心経がかかれた経典は持ち帰りでした。帰宅後早速夫婦で忘れないうちにと唱えました。
また整体についてもお寺に入っている整体師さんからいろいろと教えてもらったので、継続しています。
心と体のストレッチ。
とてもありがたい時間でした。
前回のブログはこちら
フレンズアップの成績発表!アンケート結果で分かったことと過去のデータとの比較