令和6年6月1日 西田文雄先生の勉強会に参加してきました。

本日、西田文郎先生の勉強会に参加してきました。読書のすすめに5月のゴールデンウイーク中に行ってきたご縁から、この勉強会を知ってお申し込みさせていただきました。
無学で申し訳ないことに西田先生を存じ上げませんでしたが、脳の研究を50年以上されている方のようで、なんとあの大谷翔平選手や菊池雄星選手、ソフトボールで金メダルを取った上野選手などのメンタル指導をされてきた方でした。ビックリですね。大谷選手や菊池選手は高校生の頃に関わったそうです。すごい方ですね。

「1%の成功する人の脳の秘密」

というタイトルの勉強会でした。先生曰く実際は1%ではなく、0.001%だと仰っておりました。
備忘録もかねて、ここに私の今日の学びと感想、塾の先生、教育者として活かしていきたいことを書いていこうと思います。

まず「脳は錯覚を起こす」ということです。
印象的だったのは人は何のために生きるのか、に対して「意味がない」です。
しかし意味がないからこそ「意味づけをする」。
その意味づけはなんでもいいといいますか、脳は錯覚を起こすので、心や魂、人が本能的に喜ぶような意味づけがいいのだろうなと思いました。

次に「ものすごい成功者の共通点は、質のいい本を月に7冊読む」ということでした。
どの本を読むか、どの質でどの量読むかが大事ということで
経営者でも1週間に本を1冊読む人は上位15%に入り、2冊以上読む人は上位5%に入るそうです。
本を読むことでまず自分の無知の知を知ろう、ということでした。
そして、自分が本を読んで得た知識はたとえ泥棒さんでも盗むことはできない、自分の努力は自分でしか付けられない、記憶や経験を自分の財産としよう
というお話でした。

他には「憶聴」
という単語が何度も出てきました。
先生の造語なのか、専門用語なのか、今度この「憶聴」というタイトルの本を出版されるようですが、心や魂それらすべてに影響を与えている脳の特殊な機能が発するもの。脳の深部にあるもので意識ではどうにもできない脳の記憶システム、という説明でした。
この憶聴を制することがとても重要ということでした。

村上和雄先生のサムシンググレートや、エドガーケーシーのアカシックレコードを彷彿させるなと感じました。
ただそれが外にあるのではなく、自分自身の中にある、ということですね。
ここは仏教哲学の「仏性」と似ているのかもしれません。

先生はそうした考えを、感覚ではなく理論をもって説明されていました。これがまたすごいなと。脳の3構造(意識脳・感情脳・反射脳)からみえるお話をしてくださいました。

たとえ話がユニークで笑いを取りつつの4時間でした。
先生ご自身が後期高齢者ということで何度もおっしゃられていましたが、とにかくパワフルでした。特に後半のこれからが大事な話だという場面では、まさにこれを伝えずには死ねない、という気概を感じるほどでした。

特に幼児教育の重要性をお話されており、3歳までに80%、6歳までに90%、12歳までに100%、脳は完成する、ということで、やはり巷て言われているように3歳までが勝負で、既にお子様や自分自身が3歳を超えてしまっていると、もう駄目なのかと少しさびしさ、悲しさを覚えます。
しかし、それくらい3歳までの教育が重要で、特に母親とのかかわりが重要と何度も話しておりました。自分の娘には子どもが3歳までは仕事するなと伝えていたそうです。
さらに、スキンシップは0歳、読み聞かせが1歳、楽器や運動が3歳から6歳、語学・知識は7歳から10歳、コミュニケーション能力は10歳から思春期とありましたが、これがその年齢までに脳がその分野に関して完成されるのか、特に影響を受けやすい時期のお話なのかわかりませんでしたが、それでも思春期(ティーンエイジャー)となると19歳までが脳の発達に特に影響のある時期だとわかります。

では私はこうしたことを知って、どうするのかいいのか。
まずは、こうした情報発信です。学んだことを皆様にもお分けさせていただき、知ってほしい。特にこれからの人に知っていてほしい。
次に、思春期の子どもたちをお預かりしておりますので、特に影響のある時期に、改めてコミュニケーションを通して、いい影響となれるようにまず私から成長していく、その姿をみせていく、自分も勉強する、損得ではない理念を常に確認する、などしていきたいと思います。

フレンズアップの理念は
「学習や受験を通してすべてを善き友として成長する人づくりをする」
です。
どんな子に育っていってほしいのか、どんなマインド・哲学を身に付けてほしいのか
フレンズアップでは
起こることにいいも悪いもない、だったら全部善いものとして受け止めよう
それがどんなことでも自分自身を成長させてくれるから
と伝えております。
フレンズアップはそうした願いをもって大手進学塾をやめて、2005年に立ち上げた塾です。

それを実践し、ある意味卒塾生は全員、私のお弟子さんだと思って、誇りをもって全員を社会に送り出しています。
きっと人さまのお役に立ち、社会に貢献できる人材となってくれると本気で思っています。

西田先生も教育で大事なのは
なんどもワクワク楽しんでやらせることと、夫婦で仲良くする、ということでした。
特に後半の夫婦で仲良くするはとても難しいことなので、嘘でいいと(笑)。
ただ笑い事ではなく、せめて子どもの前ではお互いに
「お父さんはスゴイ」
「お母さんはスゴイ」
と言い合うように取り決めしておくといい、とのことでした。

他にも、お礼を言っていくといい順番、成功に必要な絶対条件、豊田佐吉さん、本田宗一郎さんのお話とそれぞれの奥様のお話、これからの日本について、AI時代に必要なこと、理屈だけで生きていこうとするとダメになる、愛と行動について、ツキと運、日本の神話、日本人のルーツ、社会的成功と人間的成功、世界的格差と日本的格差・・・などなどお話がてんこ盛りでした。

こうしたお話を伺って、私はますます今フレンズアップで行っている教育
「自分は何者かを考える」
「自分はどう死んでいきたいのか考える」
そうした死生観を伝えていったり
自分の人生をまず自分が一番に考える
誰の人生だ?自分の人生なんだろ!
人生の主人公は自分だと思い出せ!
というような問いかけをしていく教育でいいんだと思いました。

総括すると、今日の勉強会では私自身がもっと自信をもってフレンズアップでの教育を推し進めていくことが大事だと感じました。
勉強だけじゃない塾
人生を学べる塾
そう評価をいただけること本当にありがたく存じます。

そして勉強会が終わった直後の感想は西田先生はものすごく自分と考え方が似ているなということでした。
大変恐縮ですが、学んできたことや方向性がものすごく似ていました。
何かこのままでいいよ、むしろそれをどんどん進めていこうよと後押しをもらえたような気がした勉強会でした。

以上、テスト直後だからと個別の生徒に授業のお休みをいただき、他塾の先生に塾の開校をお願いしてまで、本気で学んできた勉強会の感想と学んだことです。
お昼も食べずに早めに行って、前から3列目の真ん中を確保してお話を伺いました。予想通り?早めの開場でしたのでラッキーでした。
本も2冊ほど買わせていただきました。

ご協力いただいた生徒のK君、O先生、保護者の皆様、ありがとうございました。
いつもありがとうございます。

フレンズアップ
代表 山根 良友

前回の山根の勉強ブログはこちら
山根哲学のお話です。
今ちょうどタイムマシンに乗って戻ってきたばかり

フレンズアップで夢をかなえる

お子さまの可能性を最大限に引き出します

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