起立性調節障害について学んできました。

先日(1月23日(土))、お世話になっているユメスクールの車先生のセミナーにて

「起立性調節障害の原因と対応方法」

について学んできました。

※ユメスクールについてはこちらhttps://school.yume.support/

許可をいただき、学んだことをシェアさせていただきます。

まず起立性調節障害はWHOより病気認定されているそうです。朝が起きられず、怠けているわけでもなく根性がないわけでもありません。その人の状態とは 素質と環境 によるものだそうですが環境といってもしつけに問題があるわけでもないようです。親によるしつけの問題とならないのは、親が356日ずっと一緒にいるわけでもなく1日2~3時間一緒にいるのなら、それだけで環境によるものだとは言えないからです。

この病気は、女の子に多く、2次性徴が終わるタイミング(高2くらい)で良くなることが多いそうです。真面目な子に多く、そのため自責の念に駆られてしまう子が多いそうです。早い子は小2から多くは中2で発症するそうです。原因にはストレスの逃がし方があり、治療法はあるともないともいえるそうです。

起立性調節障害になったら、朝はゆっくり起きてもいいし、1日2リットル以上の水分をとるようにし、塩分は10gとる。夜早く寝られなくても早めに就寝するようにし、毎日30分以上のウォーキングを試みるといいそうです。

起きられないのは血圧の問題もあるそうで、心臓から上に血を送れない、それで立ちくらみやめまいを生じる、寝ていると頭と心臓の位置が同じ高さなので、楽になる、だから寝ている、ということだそうです。体温調節が難しいというケースもあったりと自律神経の問題になるので根性ではどうにもならないと改めて強調されておりました。

ストレスの逃がし方として、ゲームやYouTube動画はダメとは言えないが、もっといいのが身体のマッサージで、さらにもっといいのが自然の中でのウォーキングだそうです。ストレスは対処しないと不安に変わり、不安=先が見えない=対象がはっきりとしないから対処できない。ストレスで人が死んでしまうこともあり、それくらいなら「全部人のせいにしてもいい」とお話くださいました。実際に1日何回もためいきをするとうつになるという研究が身をもって体験された方がいるそうで、一度そうなると戻るのに大変だったということです。

不登校の生徒児童の半分以上が起立性調節障害だという、データがあるそうです。

以下の項目で3つ以上当てはまる場合は診断を受けたほうがいいかもしれません、とのことです。

・立ちくらみやめまいがある

・立ち上がったときに気分が悪くなったり、失神したりする

・入浴時や嫌なことがあった場合に気分が悪くなる

・動悸や息切れがする

・朝、なかなか起きられず、午前中は調子が悪い

・顔色がなんだか青白い(脳に血液がいっていない)

・食欲不振

・腹痛がある

・倦怠感がある

・頭痛がある

・乗り物酔いがある

以上11項目です。

起立性調節障害の4つのタイプには

・起立直後性低血圧

・体位性頻脈症候群

・神経性調節性失神

・遷延性起立性低血圧

があるそうですが、上の2つが多いそうです。

起立性調節障害の治し方として

・ストレスをなくすこと→「勉強しなさい」と言わない。泣く。食べる。映画を見る。運動する。寝る。風呂に入る。音楽を聴く。掃除をする。などストレス軽減に効果的だそうです。

・視覚的なストレス(色や光など)を減らす

・聴覚的なストレス(苦手な音、うるさく感じる音)を減らす

・イライラをコントロールする→アンガーマネジメントとして、イライラした後にどうするか、イライラした直後にどうするか、イライラしないようにどうするかを決めておくといいそうです。なにか自分で呪文など決めておくのも効果的とのことでした。山根は子どものころ短気でしたので「短気は損気」は何度も言われて育てていただきました。自分でもそうした時は唱えるようにしようと思いました。

・体のコンディションを整える→マッサージにいく

・病院へ行く※小児科医に行く

・しかし、薬に頼り過ぎない

以上があるそうです。

起立性調節障害のセルフケアについては

お風呂の際にしっかりと湯船につかって、体を温める。その後、冷水と温水を1分ずつ浴びる。これを合計3セット以上だそうです。サウナでもいいそうです。冷水はシャワーで出る一番冷たいもの。しっかり頭から1分間浴びる(んまずは指先からでOK)とのことですが、あくまでも体調がいいとき、ということです。

こうすることで、①血管の拡張と収縮がされるため全身の血流がよくなる②自律神経が刺激され、副交感神経と交感神経の切り替えがスムーズになる③体の中の疲労物質の分解が進む という3つの効果があります。

次に「自己肯定感」を育てることでの対処法です。

まず自己肯定感とは 自分が自分であることに満足し、価値ある存在として受け入れること ということです。この自己肯定感が低いとどうなるのか

・行動できない そして成功もない→達成感がない→自己肯定感が低い と堂々巡りになってしまうそうです

・ほめ言葉を喜べない

・周囲(身近な人)に悪影響を及ぼす

ということです。自己肯定感には波があり、総量は人によって異なり、後天的に育てることができるそうです。

ただし育てることができない2つの罠があります。

①過去を振り返る②他人との比較

です。よって、まず上の2つ(課題・問題)を認識した上で、とりあえず放置するのがいいようです。ストレスはうまく対処しないと 女の子は起立性調節障害やチック症、男の子はアトピーやぜんそくになってしまう傾向があるそうです。今の自分自身を認めることが大事だということです。

自己肯定感を育てる「瞬発系」対策として

①ことばの力を利用する(俺って天才!)②好きの力を利用する③刺激をもらう④休息をとる

というものがあり、自己肯定感を育てる「持続系」の対策は

①吐き出す(なんでも受け入れる)②準備する③想像する④なりきる(ロールプレイング)

といったものがあります。なりたい自分を想像して、もうなったと思い、そう振る舞い、それを続けていたらどんな素敵なことが起こるのか楽しみにして行動し続ける(準備しておく)ということですね。これはビジネスの世界でも言われていることだなと思いながら聞いていました。

最後にリフレーミングを試してみる、というものでした。言い換えで認識することですね。

・どうしたらいい→なんとかなる!

・疲れた→よく頑張った俺!頑張り過ぎだよ私!

・運が悪い→たまたまだ。いい勉強になった。

・大変だ→たいしことじゃない。大きく変われるチャンス!

・許せない→気にしても仕方ない。あいつ今頃パフェ食ってると思う(笑)←本のタイトルでありましたね

・もうダメだ→死ぬわけじゃない。最悪までいかない

・失敗した→他の可能性の扉が開いた。いい経験をした

・飽きっぽい→切り替えが早い。情報に敏感。

・計画性がない→思い切りがいい。臨機応変。

・だまされやすい→人を信じられる。素直。

という自分自身で自分をリフレーミングしてとらえるとのことです。

以上学んできたことをご紹介させていただきました。私自身の見直しにもなりましたし、自律神経の問題なら気合や根性で心臓を止めたりできないのと同じで自分ではどうすることもできない、そういう辛さを抱えた子どもたちがいる、という事実は真摯に受け止めて見方をまた教えていただけたと思いました。

血圧についてはとても納得したので塾に血圧計を置いてもいいくらいだなと検討しました。

フレンズアップでは、引き続き生徒一人ひとりを本当によくみるためにも勉強し続けていきたいと思います。いかに子どもたちを「観る」か。私は常に尊敬と感謝でみていき、存在そのものを讃えていきたいです。実際に、目の前の子どもたちから生きがいを頂戴し、いかしてもらっています。本当に感謝です。

ありがとうございました。

Friends UP

代表 山根 良友